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検索クエリとは?KNOW・DO・GO・BUYで集客力アップ

検索クエリとは?KNOW・DO・GO・BUYで集客力アップ

「検索クエリ」という言葉を聞いたことがありますか?もしかすると、少し専門的に聞こえるかもしれませんが、実は私たちが毎日使っているものです。

「最近の映画」や「近くのレストラン」などと検索する時、それがまさに「検索クエリ」です。この記事では、検索クエリが一体何なのか、そしてそれがなぜ大切なのかを、誰にでも分かる言葉で解説します。

検索クエリは、私たちの好奇心や欲求を示しています。そして、もしウェブサイトを運営しているのなら、検索クエリを理解することが、あなたのサイトを多くの人に見てもらう鍵となるでしょう。

検索クエリとは?

検索クエリとは、簡単に言えば、検索エンジンに入力する言葉やフレーズのことです。インターネットで情報を探す際に、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに入力する「何かを知りたい」「何かをしたい」というあなたの要望が、そのまま検索クエリになります。例えば、「東京の天気予報」や「美味しいラーメン屋」などがそれにあたります。

検索クエリとキーワードの違い

検索クエリとキーワードは混同されがちですが、実は異なる概念です。

検索クエリとキーワードの違い

検索クエリはユーザー中心

検索クエリは、ユーザーが検索エンジンに入力する具体的な言葉やフレーズです。これはユーザーの現在のニーズ、疑問、興味を直接反映しています。
例えば、ユーザーが「最新の映画レビュー」と検索する場合、そのクエリはその人が今求めている具体的な情報を表しています。

検索クエリはユーザーによって使うフレーズは多様

検索クエリはユーザーによって多様

またクエリは多様であり、同じ情報を求めても人によって異なる言葉やフレーズが使われることが特徴です。
例えば、ある人が「最新の映画情報」と検索する一方で、別の人は「新しい映画リリース」と入力するかもしれません。また、「健康的な朝食レシピ」を求める人がいれば、別の人は「ヘルシーな朝ごはんのアイデア」と検索するかもしれません。

検索クエリはユーザーの個性や文脈によって異なり、それぞれの人が情報を得るために使う具体的な言葉やフレーズは多様です。このような多様性を理解することは、ウェブサイトやコンテンツを最適化する際に重要な要素となります。

キーワードは検索エンジン・SEO中心

一方、キーワードはウェブサイトのコンテンツ作成やSEO戦略において重要な役割を果たします。これらは、検索エンジンがコンテンツを理解し、関連する検索クエリに対してウェブサイトを表示するのに役立ちます。

例えば、映画レビューサイトは「映画 口コミ」「最新映画 ランキング」「(映画タイトル名) レビュー」など関連するキーワードを使用して、そのような情報を求めるユーザーのクエリに対応しようとします。

キーワードはSEOの観点からターゲットユーザーが使用する可能性のあるクエリに基づいて選ばれ、ウェブサイトのランキングを向上させるために用いるものになります。

特徴 検索クエリ キーワード
定義 ユーザーが検索エンジンに入力する具体的な言葉やフレーズ ウェブサイトが検索エンジンのために用いるターゲットとなる単語やフレーズ
目的 ユーザーの疑問や要望を表現する ウェブサイトのコンテンツを検索エンジンが認識しやすくする
「明日の東京の天気予報は?」、「簡単なケーキのレシピ」 「天気予報」、「ケーキレシピ」
視点 ユーザーのニーズや疑問に基づく SEO専門家やマーケターがキーワードを選定し、ウェブサイトのトラフィックを増やすために使用
多様性 同じ情報を求めても様々な形で表現される タイトル、見出し、本文などでウェブサイトに組み込まれる

検索クエリの種類

検索クエリは様々な形式がありますが、シンプルに分類され、直感的に理解しやすい「KNOW / DO / GO / BUY」と言う主要なクエリのカテゴリーについて説明します。

検索クエリの種類 KNOW・DO・GO・BUY

クエリ種類 特徴 ユーザーの行動
KNOW 情報や知識を求める
「知りたい」「理解したい」「学びたい」
情報収集
学習する
「ビットコインとは?」
「マインドフルネスの効果」
DO 何かを行いたい、具体的なアクションを起こしたい
「やってみたい」「行いたい」
実際に何かを行う
操作する
「チョコレートケーキのレシピ」
「ヨガ初心者向け動画」
GO 特定のウェブサイトや場所に直接アクセスしたい
「訪れたい」「アクセスしたい」
ウェブサイトや物理的な場所へ直接移動する 「Googleマップでのルート案内」
「Netflixログイン」
BUY 製品やサービスの購入意図がある
「買いたい」「手に入れたい」
オンラインショッピング
購入手続きをする
「iPhone最新モデル予約」
「オーガニック化粧品の購入」

では、それぞれにどのような特徴やSEO対策の仕方があるのかを見ていきましょう。

KNOWクエリ

KNOWクエリとは、「知りたい、理解したい、学びたい」といった特定の情報や事実を知りたいというユーザーの検索意図を示すもので、目的は情報の収集になります。情報型クエリと表現されることもあります。

KNOWクエリを使用するユーザーは、質問に対する答えを探しています。そのため、ページを作成するときは、検索ワードに対する答えを記載することが重要になります。

KNOWクエリでよく使われるキーワード

  • 〇〇とは?
  • 〇〇の意味
  • 〇〇の歴史
  • 〇〇の原因
  • 〇〇の効果
  • 〇〇の特徴
  • 〇〇の違い

KNOWクエリのSEO対策コンテンツ例

KNOWクエリは、ユーザーの知りたい欲求を満たすため、集客に適したクエリと言えます。そのため、SEO(検索エンジン最適化)の観点からKNOWクエリに対応したコンテンツを作成する際には、ユーザーの疑問に答えるコンテンツであると同時に、検索エンジンが好む要素を考慮することが重要です。

キーワードに富んだブログ記事

「SEOの基本とは?」「新NISA 成長投資枠とは」のようなユーザーがよく検索する質問や疑問に答える内容です。記事では、タイトルや見出し、本文などキーワード最適化し、質の高い情報に富んだコンテンツを提供することで、専門性と信頼性を築くことができます。

インフォグラフィックとデータの視覚化

「世界のインターネット利用状況インフォグラフィック」のような視覚的に分かりやすく、共有されやすいコンテンツ。信頼できる出典元のデータや自社独自の調査データを効果的に組み込むと検索エンジンからの評価を得やすい。

研究レポート・ホワイトペーパー

「デジタルマーケティングトレンド分析」「新規採用を成功させるノウハウ」のような主にPDF形式の報告書。企業独自のノウハウや市場調査レポート、事業紹介など様々なタイプがありますが、ホワイトペーパーは見込み客にとって価値ある情報になるため、ダウンロードさせる際に会社名やメールアドレスなどの顧客情報を収集することができ、営業の足がかりにすることもできます。

専門家によるインタビューや監修コンテンツ

「生成AIの未来についての専門家インタビュー」「管理栄養士おすすめ冷凍食品」のように権威ある専門家の意見を取り入れたコンテンツは信頼性が高く、ユーザーはもちろん、情報の質を重視している検索エンジンには特に有効です。

動画コンテンツとウェビナー

「積立NISAウェビナー」や「住宅ローンは変動?固定?解説動画」のような動画やウェビナーは情報を視覚や音声で伝えられることはもちろん、情報をストーリーで伝えることができるため、視聴者の感情に訴えかけることが最大のメリットです。

チェックリスト記事

「SEO対策に効果がある10ステップ」「ダイエットにNGな食品リスト」のように情報が整理されたリスト形式の記事は、分かりやすく読んでもらいやすくなります。
また、具体的な数字を見せることで読者がこれだけをすればいいという限定的な意識が働き、心理的なハードルを下げることもできます。特定のキーワードやフレーズを自然に組み込むのにも最適です。

KNOWクエリコンテンツの注意点

  • 情報の正確性と信頼性: 提供する情報は正確で信頼できるものでなければなりません。
  • コンテンツの目的と一致: コンテンツはユーザーが知りたい情報に基づいて作成されるべきです。
  • 最新情報の提供: 特に科学や技術、ニュース関連のトピックでは、情報の新鮮さが特に重要です。

DOクエリ

DOクエリは、「やりたい、行いたい」などユーザーが特定のアクションを実行することを目的とした検索クエリです。

DOクエリでよく使われるキーワード

  • 〇〇したい
  • 〇〇の作り方
  • 〇〇の使い方
  • 〇〇の設定方法
  • 〇〇の手順・流れ
  • 〇〇の描き方
  • 〇〇の登録や解約
  • 〇〇のインストール方法

DOクエリのSEO対策コンテンツ例

SEO的側面から見たとき、DOクエリに対応したコンテンツは、ユーザーが特定の行動を起こすための具体的な手順や方法を求めていることに着目します。
このようなコンテンツは、ユーザーの具体的なタスクや問題解決のニーズに直接応えることで、高いエンゲージメントと検索エンジンでの良好なパフォーマンスを達成できます。

ガイドやハウツー記事

「初心者ガイド」「マインドフルネスのやり方」「ブログ投稿の始め方」のような初心者にもわかりやすいステップバイステップのガイドは 、ユーザーに実践的な方法やヒントを提供します。新規ユーザーの獲得や既存ユーザーの継続など様々なメリットがあります。

注意点

  • ユーザーエクスペリエンス: ユーザーが求めるアクションをスムーズに実行できるよう、ナビゲーションやインターフェイスを最適化することが重要です。
  • コンテンツの適切性: 提供するコンテンツがユーザーの意図したアクションと一致していることを確認します。
  • スピードとパフォーマンス: ページの読み込み速度や全体のウェブサイトパフォーマンスを最適化し、ユーザーの滞在時間とコンバージョン率を高めることが重要です。

GOクエリ

GOクエリは、「行きたい、訪れたい」といった特定のウェブサイトやページに直接アクセスすることを目的とした検索クエリで、ナビゲーションクエリとも表現されます。
これらのクエリは、ユーザーが特定のブランドや企業を明確に知っている場合が多いです。

GOクエリでよく使われるキーワード

  • 〇〇の公式サイト
  • 〇〇の店舗
  • 〇〇への行き方
  • 〇〇の場所

GOクエリのSEO対策コンテンツ例

SEO的観点から、GOクエリに対応したコンテンツを作成する際は、ユーザーが特定の場所や店舗、企業・サービスのウェブサイトなどの場所に「行く」ことを意図していることを考慮します。
GOクエリは、ブランド名、サービス名、地域名といった特定の対象に関連する検索を含むことが多いです。

公式ホームページ・店舗や施設

会社や店舗の住所、営業時間、連絡先などの情報は常に最新の状態に保つ必要があります。画像を使って店舗や施設、メニューなど分かりやすく、かつ興味を惹くようにすると良いでしょう。

口コミやレビュー

評価や体験談などユーザーの生の声はアクセスを促す効果的なコンテンツになります。

Googleビジネスプロフィールの活用

Googleビジネスプロフィールはビジネスや店舗の基本情報、営業時間、写真、動画をGoogle検索結果とGoogleマップに表示し、レビューの管理、特別なプロモーションやイベント情報の掲載、質問に対する回答などを行うことができ、ローカル検索での可視性が高めることができます。

BUYクエリ

BUYクエリは、「欲しい、買いたい」といったユーザーがオンラインで製品やサービスを購入する目的で行う検索クエリです。
これらのクエリは、直接的な購買意図を持ち、具体的な製品やサービスの購入を目指しています。

BUYクエリでよく使われるキーワード

  • 〇〇の価格
  • 〇〇の購入方法
  • 〇〇の予約
  • 〇〇の登録
  • 〇〇の口コミ
  • 〇〇のキャンペーン ・クーポン

BUYクエリのSEO対策コンテンツ例

SEO的観点から、BUYクエリに対応したコンテンツを作成する場合は、消費者が商品やサービスを購入する際に必要な情報や誘導を提供する内容が重要です。
BUYクエリは、購入意欲が高いユーザーをターゲットにしているため、コンテンツは直接的な購入の促進に焦点を当てるべきです。

レビュー・比較・ガイド記事

「コスパ比較」、「ランキング」、「製品レビュー」「選び方と購入ガイド」といった記事では、製品・サービスの特徴、性能、価格、ユーザーレビューを詳細に分析し、消費者が自分のニーズに最適な製品を選ぶ助けになります。

特別オファーや割引の紹介

セールやクーポン、プロモーションコードは購入を迷っているユーザーや購入意欲の高いユーザーを購入に導くことができます。さらに「新規顧客向けの特別割引」「限定セール」などはよりユーザーの行動を促します。

体験談・事例紹介

「体験談」「ユーザーレビュー」「成功事例」などの具体的な実際の体験に基づく情報は、購入を検討しているユーザーにとって製品を利用したイメージがしやすく、購入しても問題ないか購入決定に影響することができます。

まとめ

検索クエリは、ユーザーが日々の情報収集や行動のために検索エンジンに入力する具体的なフレーズです。
一方、キーワードはSEO対策の一環としてサイト内に最適に配置する語句であり、両者は目的や視点が異なりますが、連携することで効果的なサイト運営が可能になります。

各クエリに対応したコンテンツを作成することで、ユーザーの多様なニーズに応え、検索エンジンからの評価も向上させることが可能です。
今後は、内部リンクやメタディスクリプション、モバイル対応といった追加のSEO対策も意識し、より効果的なウェブサイト運営を目指しましょう。

SEO対策ホームページ制作

この記事の執筆者

谷口正頼
TNGC Graphics代表

谷口正頼

東京都小平市を拠点に活動するフリーランスのウェブデザイナー。日本イラストレーション協会会員。
ウェブ業界歴20年以上、フリーランスとしての活動歴18年。
これまでに100サイト以上のホームページ制作に携わり、中小企業や個人事業主、医療機関、教育機関など、幅広い業種のクライアントに対応。

企画・設計からデザイン・構築・運用まで、すべてを一人で対応することで、一貫性のあるサービスを提供。
制作会社と比較して20〜30%のコスト削減が可能で、内部SEO対策を施したホームページ制作を得意とする。

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