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自分で作ったら失敗した!素人とプロが作るホームページ設計図はココが違う!

自分で作ったら失敗した!素人とプロが作る ホームページ 設計図はココが違う!

ワイヤーフレームは、ホームページ制作プロセスの初期段階で作成される、各ページの基本的な構造を示す図のことです。
これは、建築で言うところの設計図に似ていて、どのような要素がページに配置されるのか、それらの要素がどのように関連付けられるのか、どのように動作するのかを示しています。

そのようなワイヤーフレームをホームページ制作に精通していない担当者や経営者の方が自ら作成し、このワイヤーフレームで作成した場合の見積もりが欲しいとお問い合わせが来ることがあります。
しかし、そのようなワイヤーフレームでホームページを制作しても、集客改善など本来の目的が達成できず、ホームページは失敗に終わってしまいます。

では、プロが作るワイヤーフレームと素人が作るワイヤーフレームの違いってどこにあるのでしょうか?

素人のワイヤーフレームの共通の問題点

ワイヤーフレーム作成の初心者が陥りがちな問題点はいくつかあります。

情報が不十分だったり、テクニカルな誤りがあったり…。
それに、これらの問題はホームページのユーザビリティに大きな影響を与える可能性があります。

不十分な情報

初心者が作ったワイヤーフレームは、しばしば必要な情報が欠けていることがあります。どのようなコンテンツがページに表示されるのか、どのようにナビゲーションが機能するのか、などの基本的な情報が不明確な場合があります。

ユーザーエクスペリエンスの無視

ユーザーがホームページを使いやすくするためには、ユーザーエクスペリエンス(UX)は非常に重要ですが、これが無視されると、ユーザーは必要な情報を見つけるのに苦労することになります。

テクニカルな誤り

技術的な誤りも、素人のワイヤーフレームでよく見られる問題点です。例えば、ボタンやリンクが正しく機能しない、またはページ間のナビゲーションがうまく動作しないことがあります。

レスポンシブデザインの無視

今の時代、ユーザーはさまざまなデバイスからホームページにアクセスします。レスポンシブデザインが重要なのは、ユーザーがスマホやタブレットからも快適にホームページを使えるようにするためです。
しかし、素人が作ったワイヤーフレームでは、特にスマホでの表示・操作性が見落とされることがよくあります。

POINT
素人が作るワイヤーフレームにはいくつかの共通の問題点があります。情報が不十分であったり、ユーザーエクスペリエンスを無視したり、技術的な誤りがあったりと、これらの問題はホームページのユーザビリティと効果的なコミュニケーションに影響を与える可能性があります。

SEOを考慮していない設計

ホームページ作成において、SEOは無視できない要素です。SEOは、検索エンジンの検索結果にどれほど上位にランクされるかを決定します。

ですから、ワイヤーフレームを作成する際には、SEOを考慮することが不可欠です。
しかし、素人がワイヤーフレームを作成すると、この重要な点が見落とされることがあります。

それでは、具体的にはどういった点でSEOを考慮していない設計が問題なのでしょうか?

SEOターゲットキーワードの重要性

ホームページを作成する際、キーワード選定は非常に大切です。
適切なキーワードをうまく配置することで、検索エンジンがあなたのホームページを適切にインデックスし、ユーザーが必要な情報を見つけることができます。
しかし、素人が作成するワイヤーフレームでは、このキーワード選定が適切に行われていないことが多いです。
ターゲットユーザーのニーズや月間で検索される検索数、競合性など様々な要因を考慮しターゲットとなるキーワードを選定し、それをホームページのコンテンツに適切に組み込むことができれば、SEOのパフォーマンスが向上し、検索エンジンのランキングでも上位に表示される可能性が高まります。

SEO基本的要素の欠如

素人が作成したワイヤーフレームでは、SEOの基本的な要素が欠けていることがあります。
例えば、タイトルタグやメタディスクリプション、ヘッダータグなどのSEOの要素が考慮されていないことがあります。
これらの要素は、検索エンジンがホームページの内容を理解し、ユーザーに対して適切な情報を提供するために重要です。

また、素人が作成するワイヤーフレームでは、キーワードの配置や、画像のaltテキスト、内部リンクの構造など、SEOにとって重要な要素が適切に考慮されていないことがあります。
これらの要素が欠けていると、ホームページのSEOパフォーマンスが低下し、結果として検索エンジンのランキングでも低い位置にとどまってしまう可能性があります。

競合他社のデザインや構成を盗用問題

ワイヤーフレームを作成する際、競合他社のホームページのデザインや構成を参考にするのは自然なことかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。参考にするのと丸写しは違います。

素人が競合他社のデザインを盗用すると、いろいろな問題が起きる可能性があります。

オリジナル性の欠如

まず、競合他社のデザインや構成を丸写しすると、あなたのホームページはオリジナル性に欠けることになります。
オリジナルなデザインは、ユーザーにとって新しい体験を提供し、印象に残るものになります。
しかし、競合他社のデザインを単にコピーすると、ユーザーにとっては退屈で印象に残らないものになってしまうかもしれません。

法的問題

そして、他人のデザインを無断でコピーすることは法的な問題を引き起こす可能性があります。デザインの著作権は、オリジナルの作成者に属しているため、そのデザインを無断で使用すると著作権侵害となる可能性があります。

ユーザーの混乱

競合他社のデザインや構成を盗用すると、ユーザーが混乱する可能性もあります。特に、同じ業界の競合他社のホームページが似ていると、ユーザーはどのホームページがどの企業のものかを区別するのが難しくなるかもしれません。

ブランドイメージの損傷

さらに、競合他社のデザインを盗用することは、あなたの企業のブランドイメージにも悪影響を与える可能性があります。オリジナルでないデザインは、企業のプロフェッショナリズムや信頼性を疑問視させる要因となる可能性があります。

POINT
競合他社のデザインや構成を盗用することは、多くの問題を引き起こす可能性があります。オリジナル性の欠如、法的問題、ユーザーの混乱、そしてブランドイメージの損傷など、これらの問題は企業にとって大きなリスクをもたらす可能性があります。ホームページのデザインと構成はオリジナルであることの重要性を理解し、競合他社のデザインを盗用することのリスクを避けましょう。

 

ターゲットユーザーを考慮していない設計

ホームページを作成する目的の一つは、ターゲットユーザーに対して価値ある情報を提供することです。

しかし、素人がワイヤーフレームを作成する際には、ターゲットユーザーのニーズを十分に考慮していないことがあります。
これでは、ユーザーにとって価値のあるホームページにはなりません。

それでは、どのようにターゲットユーザーを無視した設計が問題になるのでしょうか?

ユーザーの問題解決を無視

ターゲットユーザーがホームページに何を求めているのか、それが解決できているのか、これが重要な点です。
しかし、素人はワイヤーフレーム作成時にこの点を見落としがちです。

たとえば、必要な情報が見つけにくかったり、ユーザーにとって使いにくいナビゲーションが設計されていたりすることがあります。

一方的な情報提供

ターゲットユーザーのニーズを考慮せずに、単に一方的な情報提供を行ってしまうこともあります。
しかし、ユーザーは対話的な体験や、自分の問題に対する解決策を求めていることが多いです。
このような一方的な設計では、ユーザーは満足せず、競合他社のホームページに行ってしまいます。

不要な機能や情報の詰め込み

また、ターゲットユーザーのニーズを理解せずに、無用な機能や情報を詰め込んでしまうことも問題です。
ユーザーはシンプルで直感的なデザインを好み、必要な情報が簡単にアクセスできるホームページを求めています。

情報過多・機能過多は、ユーザーにとっては圧倒的であり、何をすべきか分からなくなってしまうことがあります。
そして、このような設計は、最終的にはユーザーをあなたのホームページから逃げてしまう可能性があります。

POINT
ユーザーの問題解決を無視した設計や、一方的な情報提供、無用な機能は、ユーザーにとって価値のないホームページを作り上げる要因となります。ユーザーのニーズを理解し、それに基づいてホームページを設計することで、ユーザーにとって価値のある、使いやすいホームページを作成することができます。

 

プロフェッショナルなワイヤーフレームのメリット

ホームページ制作に精通したプロによって作成されたワイヤーフレームは、ホームページ設計のプロセスにおいて非常に重要な役割を果たします。
それでは、プロによるワイヤーフレーム作成のメリットについて詳しく見ていきましょう。

高いユーザビリティ

ユーザビリティは、ホームページを利用するユーザーにとって非常に重要な要素です。
使いやすさやアクセスのしやすさは、ユーザーが求める情報を効果的に見つけることができるかどうかを決定します。

プロは、ユーザーが何を求めているのか、どのように情報を検索するのかを理解し、それに基づいてワイヤーフレームを設計します。
例えば、お問合せボタンや購入ボタンのような重要なコールトゥアクションボタンはわかりやすいように明確に表示され、ナビゲーションは直感的に配置されます。
これにより、ユーザーはホームページ上でスムーズに動き回ることができ、求める情報やサービスに簡単にアクセスできます。

ユーザーエクスペリエンスの向上

ユーザーエクスペリエンス(UX)は、ホームページを利用する際のユーザーの満足度やエンゲージメントを測る指標です。
プロフェッショナルなワイヤーフレームは、ユーザーがホームページをストレスなく使えるように、見た目や動きのデザインをきちんと考えています。
これには、どこにどんなボタンを置くか、メニューはどう配置するか、そしてそれらがどう動くかなど、使いやすさを考慮した設計が含まれています。

さらに、ユーザーのフィードバックや行動データを分析し、それらを基にワイヤーフレームを最適化します。
これにより、ユーザーはホームページ上でポジティブな体験を得ることができ、求めるアクションに繋がる可能性も高まります。

効果的なコミュニケーション

ホームページは、ビジネスや組織のメッセージを伝える重要なツールです。効果的なコミュニケーションを図るためには、明確でわかりやすいメッセージの伝達が不可欠です。

プロは、ターゲットユーザーがどのようなメッセージに反応するのかを理解し、それに基づいてワイヤーフレームを設計します。
さらに、視覚的な要素やコピーの言葉選びにも配慮し、ユーザーの注意を引き、メッセージを効果的に伝えることができます。

メッセージの明確化

メッセージをはっきりと伝えることは、ホームページの目的をユーザーに理解してもらい、ユーザーにどんなアクションを取ってほしいのかを明確にするために重要です。

例えば、あるECサイトであれば、そのサイトの商品やサービスを紹介し、ユーザーに購入してもらうことが目的でしょう。
プロは、コンテンツの構造や見た目の要素をうまく使って、大切なメッセージを強調します。

人気商品の写真や割引セールの情報を目立つ位置に配置し、購入するべき理由を強調することで、ユーザーに商品の購入を促します。
そして、簡単な購入プロセスやカートに商品を追加するボタンを明瞭に表示することで、ユーザーにホームページで何をするべきかを明らかにし、迷うことなく、探している商品を見つけたり、必要なアクションを取ったりすることができます。

このように、プロは見た目の要素やコンテンツの並び方をうまく使って、ユーザーに明確な案内を提供し、ホームページの目的を効果的に伝えます。

言い換えれば、プロはどの情報を先に見せて、どのボタンや写真をどこに置くかなどを考えて、ユーザーがサイトで何をすべきかを簡単に理解できるように助けてくれます。
それにより、ユーザーはサイトで欲しい情報をすぐに見つけたり、行いたいアクションをスムーズに取ることができます。

SEOを考慮したサイト設計

検索エンジン最適化(SEO)は、ホームページの訪問者数を増やし、ビジネスのオンラインプレゼンスを強化するために不可欠です。プロは、SEOの基本的な要素を理解し、キーワードリサーチやメタデータの最適化、内部リンキングの構造などを考慮してワイヤーフレームを設計します。

検索エンジンランキングの向上

高い検索エンジンのランキングは、より多くの人々にホームページを見つけてもらうために重要です。プロは、適切なキーワードの選定と配置、HTMLタグの最適化、そして高品質なコンテンツの作成など、SEOの様々な要素を総合的に考慮してワイヤーフレームを作成します。これにより、ホームページは検索エンジンでの視認性が向上し、より多くのトラフィックを獲得することが可能となります。

最適なオリジナルデザインの作成

ホームページのデザインは、ビジネスのブランドや価値を表現する大切な要素です。プロは、クライアントの業種や業態、競合他社の分析、そしてターゲットユーザーの特性を考慮し、それらの要素を反映したオリジナルデザインを提案します。

競争力のあるデザイン

競争力のあるデザインは、市場での独自の立ち位置を確立し、ユーザーに強い印象を与えるために重要です。プロは、競合他社のデザインやユーザーの傾向を分析し、それに基づいて独自のデザイン要素を取り入れます。このようなアプローチにより、ホームページは他の競合サイトとは一線を画し、ターゲットユーザーにとって魅力的なものとなります。

POINT
プロフェッショナルなワイヤーフレーム作成は、ホームページのユーザビリティとユーザーエクスペリエンスの向上、効果的なコミュニケーション、SEOを考慮したサイト設計、そして競争力のあるオリジナルデザインの作成といった多くのメリットを提供します。これらの要素は全て、ホームページが目的を達成し、ターゲットユーザーにとって価値のあるものとなるために重要です。

まとめ

ワイヤーフレーム作りは一見、簡単そうに見えるかもしれませんが、素人が作成したワイヤーフレームと、ホームページ制作に精通したプロによるワイヤーフレーム作成と比較すると、多くの面で劣ってしまうことが明らかになりました。

SEOを考慮したサイト設計やユーザビリティ、効果的なコミュニケーション、そして競争力のあるオリジナルデザインの作成といった要素は、プロフェッショナルによるワイヤーフレーム作成のメリットとして非常に大きなものとなります。

それに対し、素人のワイヤーフレームはこれらの要素を十分に考慮できていない可能性が高く、それがホームページのパフォーマンスやユーザー満足度に悪影響を与える可能性があり、せっかく費用も時間もかけてホームページを制作したのに結果に繋がらないなんてことになりかねません。

とはいえ、素人がワイヤーフレームを作成することが全く無価値であるわけではありません。
初心者の方でもよりプロフェッショナルなアプローチを取ることで、ホームページの質を大幅に向上させ、ビジネスの成功に繋げる可能性が高まります。

ホームページ作成のプロジェクトを進める際は、プロフェッショナルなワイヤーフレームデザイナーと連携し、高品質なワイヤーフレームを作成することを検討する価値があるでしょう。
そして、そのワイヤーフレームを基に、ユーザーに価値を提供し、ビジネスの目標を達成するホームページを作成しましょう。

さらに、弊社TNGCグラフィックスでは、お客様のビジネス目標を達成するために必要な施策を盛り込んだワイヤーフレームを作成してホームページ制作を行なっています。
ホームページのリニューアルから新規ホームページ作成まで、幅広いニーズに対応し、お客様のビジネスをさらに成功に導くお手伝いをさせていただきます。
是非お気軽にお問い合わせください。

この記事の執筆者

谷口正頼
TNGC Graphics代表

谷口正頼

デザイン業界に身を置いて二十年余り、独立して十数年になります。大学では社会福祉を専攻しておりましたが、世界的なデザイナー中島英樹の作品に触れ、デザイナーに憧れを抱いていたものの、デザイナーって専門の学校出てなければなれないのではという疑問を知り合いの先輩デザイナーにぶつけてみると「学校出てなくてもなれるよ」の一言で目から鱗。独学で猛勉強してデザイナーに。グラフィックデザイン会社やウェブ制作会社を経験したのち、フリーランスとして独立。

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