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ホームページの維持費はいくら?基本的な維持費用から運用費、競争力を高める費用まで解説

ホームページの維持費はいくら?基本的な維持費用から運用費、競争力を高める費用まで解説

「ホームページの維持費は具体的にはいくらかかるのか?」

多くのウェブ担当者がこの疑問を抱えています。特にホームページ制作に詳しくない方にとって、この問題は切実です。そこで、本記事ではホームページを効果的に運用するために必要な維持費について解説します。

この記事を読めば、ホームページの維持費用に関するあなたの疑問が解消され、適切な予算計画が立てられるはずです。ホームページはビジネスの大切な資産。その維持管理を適切に行い、ビジネスの成功へと繋げていきましょう。

ホームページを維持するための基本的な費用

ホームページを最低限維持していくためには、ドメイン、ホスティングサーバ、SSL証明書を安定的に維持していく必要があります。

しかし、ただ単に維持していくだけでなく、自社のビジネスタイプや規模などに応じて適切な選択をしなければ、不必要なコストを発生させるリスクや、サイトのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

ドメインの取得・更新費用

ホームページを開設する際、最初に必要となるのがドメインの取得です。このドメインを取得し、維持するためには一定の費用がかかります。
日本でよく利用されるドメインの種類には、.com / .jp/ co.jp/ .net / .org などがあります。それぞれの取得費用と更新費用は以下の表にまとめました。

ドメイン種類特徴初年度取得費用年間更新費用
.com最も一般的で国際的なドメイン。商業的なウェブサイトに多用される。約1,000円〜2,000円約1,000円〜2,000円
.jp日本の国別コードトップレベルドメイン。日本国内の組織や企業に人気。約3,000円〜5,000円約3,000円〜5,000円
.co.jp日本の商業組織向けドメイン。正式な企業登録が必要。約4,000円〜10,000円約4,000円〜10,000円
.netもともとはネットワーク組織用に割り当てられたが、現在は広く一般的な用途に使用される。約1,000円〜2,000円約1,000円〜4,000円
.org非営利組織向けに割り当てられるが、現在は様々な用途で使用される。約1,000円〜2,000円約1,000円〜2,000円

※価格は提供会社によって異なります。最新の情報は各ドメイン登録業者のウェブサイトでご確認ください。

また、ホスティングサービスでは、ドメイン取得の初期費用が無料となるサービスを提供してる場合が多く、特に初めてホームページを開設する方にとって大きなメリットです。

ただし、無料なのは初年度だけや1つ目のドメイン取得に限定されることが多く、ドメイン追加の取得費用や翌年以降には更新費用が発生するので注意が必要です。

ホスティングサーバー費用

ホームページをインターネット上に公開するためには、そのデータを保存し、アクセス可能にする「土地」が必要です。ホスティング費用は、土地の使用料や賃貸料と考えることができます。

ホスティングには様々なタイプがあり、各々にメリットとデメリットがあります。

ホスティングタイプ説明月額費用の目安
共有ホスティング複数のウェブサイトが同じサーバーを共有する。費用が手軽な分、パフォーマンスはやや劣る。小規模なサイトや初期のスタートアップに適している。数百円〜数千円
専用ホスティング一つのサーバーを専用で利用することができる。高いパフォーマンスとセキュリティが必要な大規模なサイトに適している。数万円〜数十万円
仮想専用サーバー(VPS)物理的なサーバーを複数の仮想サーバーに分割し、それぞれを独立して利用する。中規模ビジネスに適している。数千円〜数万円

小規模なサイトや予算が限られている場合は共有ホスティングが適していますが、大規模なビジネスや特定のセキュリティ要件を満たす必要がある場合は専用ホスティングや自社サーバが適しています。また、仮想専用サーバー(VPS)はその中間の選択肢として、柔軟性とコストのバランスを提供します。

重要なのは、自社のビジネスニーズと将来の成長予測を考慮して、最適なホスティングサーバーを選ぶことです。ホスティングサーバーはビジネスが成長するにつれて変化する可能性があるため、定期的な見直しも重要です。

SSL証明書

SSL証明書は、ウェブサイトのデータを暗号化し、訪問者との安全な通信を保証する役割を果たし、第三者に情報を盗まれないための防犯対策のようなものです。

これは、特にECサイトや個人情報を扱うウェブサイトにとっては必須の要素ですが、Googleをはじめとする主要な検索エンジンは、SSL証明書を持つウェブサイトを推奨しており、SSL化は検索エンジン最適化(SEO)の観点からも非常に重要です。

SSL証明書には無料と有料のものがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

種類メリットデメリット年間費用の目安
無料SSL証明書
  • 発行は自動化され、迅速かつ簡単に証明書を取得可能。
  • 初期のスモールビジネスや個人ブログに適している。
  • セキュリティレベルが基本的なものに限られる。
  • サポートが限られている場合が多い。
  • 通常、90日間のような短期間の有効期限があり、定期的な更新が必要。
無料
有料SSL証明書(ドメイン認証 )
  • 発行は自動化され、迅速かつ簡単に証明書を取得可能。
  • ドメインの所有者を認証する基本的なセキュリティを提供。
  • 予算に限りのある小規模ビジネスや個人プロジェクトに適している。
  • 組織認証や拡張認証に比べてセキュリティレベルが低い
  • 高度なセキュリティが求められるビジネスやECサイトには不向き。
  • カスタマーサポートや追加の保証が限られていることがある。
約数千円〜数万円
有料SSL証明書(組織認証)
  • 組織の身元とドメインの所有を認証。
  • ビジネスの信頼性と専門性を示すことができる。
  • 中規模ビジネスや公的機関に適している。
  • 発行プロセスには組織の詳細な認証が含まれるため、ドメイン認証SSL証明書より時間がかかる。
  • 取得と維持には、組織の認証情報の管理が伴い、小規模な組織にとっては手間となる。
  • ドメイン認証SSL証明書より高価。
約数万円〜数十万円
有料SSL証明書(拡張認証)
  • 最高レベルの信頼性とセキュリティ
  • ドメインの所有者だけでなく、組織の正当性と法的存在も厳格に認証。
  • ブラウザでアドレスバーに組織名が表示される。
  • フィッシング詐欺などのセキュリティリスクからウェブサイトを保護し、ブランドの信頼性を高めることができる。
  • オンラインでの取引や個人情報の取り扱いが多い大規模なビジネスや金融機関などに適している。
  • 他のSSL証明書に比べて非常に高価。
  • 発行には、詳細な認証プロセスが必要。証明書取得までの時間が他のタイプに比べて長い。
  • 証明書を維持には、定期的な再認証や情報の更新が必要。
  • 大規模なビジネスやセキュリティが非常に重要なサイト向け。
十数万円〜数十万円

SSL証明書はもはやオプションではなく、すべてのウェブサイトにとって必須の要素となっています。無料のSSL証明書は初期のスモールビジネスや個人ブログに適していますが、ビジネス規模が大きくなるにつれて、より高度なセキュリティとサポートを提供する有料のSSL証明書への移行を検討する価値があります。安全で信頼性の高いオンラインプレゼンスを維持するために、SSL証明書の選択と管理には十分な注意を払いましょう。

基本的な維持費を自社で管理か委託するか

ホームページの運営と維持において、自社で管理するか制作会社に委託するかは重要な決定です。それぞれの選択肢にはメリットとデメリットがあり、ビジネスのニーズやリソースによって最適な選択が異なりますので、慎重に選択するようにしてください。

管理方法メリットデメリット
自社で管理
  • コントロールと柔軟性が高い
  • コスト削減
  • 直接的な管理による迅速な対応
  • 技術的な知識とリソースが必要
  • 時間と労力の投資が大きい
  • 専門的な問題への対応が難しい場合がある
  • 更新手続き・支払いを怠るとドメインの消滅やサイトが消えるなどリスクがある
制作会社に委託
  • 専門的な知識と技術が不要
  • 時間とリソースの節約
  • 複雑な問題への対応能力
  • 更新手続き・支払いも任せられる
  • コストがかかる
  • 柔軟性の低下
  • 外部依存によるコントロールの減少

運用にかかる維持費用

ドメイン・ホスティングサーバ・SSL証明書と言う基本的な維持費にコストがかかるのは当然なのですが、多くの事業者が見落としがちなのが運用にかかる費用です。

維持費用を抑えたい、無駄な費用にはお金をかけたくないと極力コストを抑えて運用する事業者が多いですが、運用にかかる費用は単なる出費ではなく、ビジネス成長と持続的な成功のための重要な投資です。

コンテンツ更新

コンテンツ更新には、ブログ(コラム)記事やお知らせの更新、製品情報の更新、キャンペーンやイベント情報の掲載、FAQやヘルプの更新など様々な形があります。

コンテンツ更新のメリット

継続的なコンテンツ更新はビジネスに多くのメリットをもたらしますが、一方でコンテンツの更新を怠ると、気づかないうちにビジネスに損害を与える可能性があります。

更新するメリット
  • 新鮮で検索ワードとの関連性の高いコンテンツは、検索エンジンランキングを向上するため、検索結果で見つけやすくなります。
  • 訪問者に最新の動向に即したサービス、専門知識と信頼性を示すことができ、ブランドイメージを強化に繋がります。
  • 競合他社との差別化を図り、市場での存在感を維持することができます。
更新しないデメリット
  • 検索エンジンによる評価が下がり、検索しても見つけられにくくなります。
  • 定期的な更新がないと、情報が古く、時代遅れであるという印象を与えかねません。
  • 競合他社が継続的にコンテンツを更新している場合、更新を怠ると市場での競争力が低下する可能性があります。

コンテンツ更新を自社か委託か

ホームページの「コンテンツ更新」に関して、自社で行う場合と外部の作成者に委託する場合の比較を以下の表でまとめました。

自社で更新外部作成者に委託
費用低コスト(人件費のみ)高コスト(制作費用がかかる)
メリット迅速な更新可能。コントロールが高く、SEO対策やお知らせなどの更新が容易。専門的な知識を持ったコンテンツ。SEO最適化された質の高いコンテンツ作成。
デメリット専門的なコンテンツ作成やSEOの知識が必要。質の高いコンテンツ作成には限界がある場合も。コストがかかる。更新のたびに外部との調整が必要。

自社でのコンテンツ更新は、特にWordpressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を使用することで、迅速かつコスト効率的に行えます。これにより、お知らせの更新や基本的なSEO対策が容易になります。

一方で、外部の作成者に委託すると、より専門的で質の高いコンテンツを得ることができますが、それに伴う追加のコストが発生します。

ビジネスの目的や予算、リソースに応じて、どちらの方法が最適かを選択することが重要です。また、両方の方法を組み合わせることで、効率と質のバランスを取ることも可能です。特にSEOを目的としたコンテンツ作成には、専門的な知識が必要な場合があるため、その点を考慮することが重要です。

関連記事「更新を怠けるとどうなる?積極的な情報発信が検索順位に与える影響は?」

メンテナンスとサポート

ホームページのメンテナンスとサポートは、サイトを常に安定的に動作させること、サイバー攻撃からホームページやユーザーを保護するセキュリティ、そしてユーザーがストレスなく快適に利用する環境を維持するために行う作業です。

効果的なメンテナンスとサポートは、ホームページの機能性とセキュリティを保つだけでなく、SEOのランキング向上や顧客満足度の向上にも貢献します。

長期的な視点から見れば、メンテナンスとサポートはサイトの価値を高め、ビジネスの信頼性と競争力を維持するために不可欠とも言えます。

カテゴリ内容
メンテナンス
  • ウェブサイトの健全性: 定期的なメンテナンスにより、ウェブサイトの機能やパフォーマンスが維持されます。これには、リンクのチェック、速度の最適化、エラーの修正などが含まれます。
  • ソフトウェアの更新: CMSやプラグインの最新バージョンへの更新は、新しい機能の利用やセキュリティリスクの軽減に役立ちます。
サポート
  • 技術的な問題への対応: ウェブサイトに何らかの問題が発生した場合、迅速なサポートが必要です。これには、技術的な問題の解決や緊急時の対応が含まれます。
  • 専門的なアドバイス: ウェブサイトの改善やアップデートに関する専門的なアドバイスを受けることができます。
セキュリティ対策
  • データ保護: サイバー攻撃やデータ漏洩からウェブサイトを保護するために、定期的なセキュリティチェックと更新が不可欠です。
  • セキュリティ監視: 定期的なセキュリティ監視により、不正アクセスや他の脅威を早期に検知し、対処することが可能です。
  • バックアップと復旧: データの定期的なバックアップと、万が一の際のデータ復旧計画が重要です。

セキュリティ対策は委託すべき

ウェブサイトのメンテナンス、サポート、そしてセキュリティ対策は、専門的な技術と知識を要する作業です。これらのタスクは、ウェブサイトの安定性、性能、そしてセキュリティを維持するために不可欠であり、特にセキュリティ対策に関しては専門的な知識や常に最新の情報が求められます。

そのため、自社でこれらの業務を行うには限界があり、効率的な運営と安全性の確保のためには、制作会社や保守専門の会社などに委託することをお勧めします。

関連記事「放置してたら悲惨なことに!?WordPressセキュリティ保守が必須な理由」

基本的なメンテナンスとサポートウェブサイトの基本的なメンテナンス / エラー対応/ソフトウェアの更新など月額数千円から数万円
包括的なサポートとセキュリティ対策セキュリティ監視 / 定期的なセキュリティ更新/ 緊急時対応/ データバックアップと復旧計画/ 専門的なアドバイスなど月額数万円から数十万円

ビジネスの成長や競争力を高めるための維持費用

これまで「ホームページ維持に最低限必要な費用」と「運用にかかる維持費用」と解説してきましたが、ウェブサイトはビジネスの成長と競争力を大きく高める強力なツールとなり得ます。

そして、成長と競争力を高める取り組みには時間や費用といった投資が必要です。長期的な視点で見れば、ビジネスの成長を大きく後押しすることになり、ホームページを積極的に活用し、ビジネスはより多くの顧客にリーチし、市場での存在感を強めることができます。

SEO(検索エンジン最適化)費用

SEOは、ウェブサイトの検索エンジンでの可視性を高め、より多くの潜在顧客にリーチするための重要な手段です。代表的なSEO戦略にはキーワードの最適化、高品質で価値のあるコンテンツの作成、被リンク獲得、技術的なSEOなどがあります。

SEOはすぐに効果が出るものではないため、継続的な努力と投資が必要ですが、その効果は長期的なビジネス成長に大きく貢献することができます。

SEO対策を自社か委託か

自社でのSEO実施はコスト効率が良いものの専門知識が求められ、委託には専門知識の利用と一貫した戦略の実施が可能ですが、コストや一貫性の問題があります。

そのため、ビジネスのニーズや掛けられる費用や人員などのリソース、および目標に応じて適切な方法を選択することが重要です。 ​

実施方法メリットデメリット一般的な費用
自社で実施
  • コスト削減
  • 内部リソースの活用
  • 迅速な意思決定と対応
  • SEO戦略を自社でコントロールできる
  • 効果的なSEO対策を行うためには、専門的な知識と技術が必要
  • 適切な人材や時間が限られている場合、SEO対策の実施が困難になる
  • 最新のSEOトレンドや複雑な戦略の実施には、内部だけでは限界がある
  • 人件費
  • SEOツールのライセンス料
委託(月額)
  • 専門家による継続的なSEOサポートと監視
  • 長期的な視点でのSEO戦略を策定し、一貫して実施することが可能
  • 時間とリソースの節約
  • 継続的にコストがかかる
  • 品質は会社によって異なり、期待通りの成果が得られない場合もある
  • SEO会社への依存度が高くなり、自社のSEOスキルの向上が遅れる
  • サービス内容の範囲や競争の激しい市場でのSEO対策では、より高額になる傾向
  • 月額数万円〜数十万円
委託(成果報酬)
  • 支払いは成果に基づくためリスクが少ない
  • 不要な費用の削減
  • 成果を出すことに集中するため、効果的な戦略と実行が期待できる。
  • 成果の定義と品質は会社によるため、期待と異なる結果になる可能性がある。
  • 長期的なSEO戦略よりも短期的な成果に焦点が当てられる傾向がある。
  • 固定料金と成果に基づく追加料金、または完全な成果報酬制
  • 成果の種類や難易度、競争の激しさなどによって変動
  • 数万円から数十万円
委託(都度)
  • 特定のニーズやキャンペーンに特化した戦略
  • 必要な時のみ費用が発生
  • 一時的なニーズや短期的な目標に焦点を当てた対応が可能
  • 長期的なSEO戦略の欠如により、一貫性がない
  • 総合的な視点でのSEO対策が難しく、長期的な成果の達成が困難
  • 都度の計画とコミュニケーションが必要
  • プロジェクトの内容や規模、期間、SEO会社の専門性によって大きく異なる
  • 数万円から数十万円程度が一般的

リスティング広告・ディスプレイ広告費用

SEOは、長期的に検索結果からの流入を構築するのに効果的ですが、市場の変動や競争の激しさによっては、すぐに結果を出すことが難しい場合があります。

また、SEOは特定のキーワードに依存するため、新しいトレンドや流行、変わりやすいユーザーのニーズに即座に対応することは困難です。

そこで、リスティング広告とディスプレイ広告を組み合わせることで、即座の露出、ターゲットユーザーへの直接的なアプローチ、ブランド認知度の向上など、SEOだけでは達成できない目標を達成することができます。

リスティング広告

リスティング広告は、主に検索エンジン結果ページ(SERP)に表示されるテキストベースの広告です。これらはキーワード検索に基づいて表示され、検索者が特定の製品やサービスを探している時に関連性の高い広告を提供します。

  • メリット: 高いターゲット指向性、ROI(投資収益率)の測定が容易、キャンペーンの柔軟な管理と調整。
  • 用途: 商品やサービスの直接的なプロモーション、リード獲得、即時の売上増加。
広告タイプ特徴一般的な価格
検索連動型広告(SEM)キーワード検索に基づくテキスト広告。主にGoogle広告やYahoo!広告など。クリック単価(CPC)に基づく。業界やキーワードにより変動。
商品リスティング広告(PLA)商品の画像、価格、商品名を含む視覚的な広告。Amazon広告やGoogleショッピング広告など。クリック単価(CPC)またはCPM(千回表示単価)に基づく。商品の種類により異なる。
地域ターゲティング広告地域や場所に基づいてターゲットを絞った広告。地元ビジネス向け。クリック単価(CPC)に基づく。ターゲット地域によって価格が異なる。
リマーケティング広告訪問者がサイトを離れた後に表示される広告。再訪を促す。クリック単価(CPC)またはCPM(千回表示単価)に基づく。訪問者の行動によって価格が変わる。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、ポータルサイトやニュースサイトのようなウェブサイトやSNSで表示されるビジュアル広告です。これらは画像や動画、テキストを組み合わせた形式で、ブランドのメッセージを視覚的に伝えます。

  • メリット: 広いリーチと認知度の向上、創造的なビジュアルによる強い印象、ターゲットオーディエンスの広範囲なセグメントへのアプローチ。
  • 用途: ブランド認知度の向上、長期的なブランドイメージの構築、関連性の高いオーディエンスへのリーチ。
広告タイプ特徴一般的な価格
バナー広告ウェブページの上部やサイドバーに表示される静的またはアニメーションの画像広告。クリック単価(CPC)またはCPM(千回表示単価)に基づく。一般的に数十円から数百円/千回表示。
インタースティシャル広告コンテンツの読み込み中や移行時に全画面で表示される広告。CPM(千回表示単価)に基づく。バナー広告よりも高額に設定されることが多い。
リッチメディア広告ユーザーのアクションで広告が広がったり、ゲームができたりなどインタラクティブ性がある動的広告。CPM(千回表示単価)に基づく。制作費は高度なデザインによりコストが上がる場合あり。
動画広告YoutubeやTiktokなど動画コンテンツを使用した広告。CPM(千回表示単価)またはCPV(視聴単価)に基づく。動画制作費はコンテンツの質によって価格が変わる。

マーケティング費用

マーケティング戦略を組み合わせることで、ビジネスはより幅広いオーディエンスにリーチし、さまざまな顧客のニーズに対応することができます。

オンラインでの可視性の向上、ブランドの信頼性の構築、顧客との持続的な関係の確立など、一つの手法だけでは達成できない複数の目標を達成することが可能です。したがって、これらの戦略をバランスよく組み合わせることが、ビジネスの成長と競争力の強化にとって不可欠です。

マーケティング戦略特徴一般的な価格
コンテンツマーケティングユーザーにとって価値あるコンテンツ(ブログ記事、動画、オンラインセミナーなど)を通じてブランドの専門知識と信頼性を確立。高品質なコンテンツはSEO効果を高めることができます。コンテンツ制作費用、外部ライターなどの人件費が主要なコスト。
SNSマーケティングFacebook、Instagram、X(Twitter)などを利用して顧客と直接コミュニケーション。ユーザーによる自発的拡散、ブランド認知向上が期待できます。プラットフォームによる広告料金、管理ツールの料金など。
インフルエンサーマーケティング特定の分野や業界で信頼と影響力を持つため、フォロワーの間で話題になることも。中小規模のビジネスにとって、伝統的な広告よりも手頃な価格で実施できる。インフルエンサーの影響力に応じた契約費用。数万円から数百万円まで。
メールマーケティング受信者の興味や行動履歴に基づいてカスタマイズされたコンテンツを提供することができ、比較的低コストで実施できる。また、メールはインターネット利用者の大多数が使用しているため、幅広い年齢層と地域の顧客にリーチすることができる。メールマーケティングツールの使用料、デザインおよびコンテンツ制作費。
アフィリエイトマーケティングブログ、専門サイト、ソーシャルメディアインフルエンサーなどを通じて、広範囲の見込み客にアプローチすることができる。低リスクで始められるマーケティング手法で、特に小規模なビジネスやスタートアップに適しています。成果報酬型のコミッション。売上に応じた手数料が主なコスト。

まとめ

ホームページ維持に最低限必要な費用から、ホームページを効果的に運営し、安全に保つための運用費用、そしてビジネスの成長や競争力を高めるためのマーケティング費用について説明してきました。

結局のところ、ホームページの維持費は単なる経費ではなく、ビジネスの成長と成功のための重要な投資です。効果的な管理と適切な戦略で、ホームページはビジネスの最前線で活躍し、持続可能な成果を生み出すことができます。

これを機会に現在のホームページが適切に維持できているのか見直すきっかけになれば幸いです。

ホームページ維持費に関して抱きやすい一般的な誤解についてはコラム「ホームページの維持費は必要ない?実は誤解されている5つのこと」でも解説していますので、興味ある方はご覧ください。

この記事の執筆者

谷口正頼
TNGC Graphics代表

谷口正頼

デザイン業界に身を置いて二十年余り、独立して十数年になります。大学では社会福祉を専攻しておりましたが、世界的なデザイナー中島英樹の作品に触れ、デザイナーに憧れを抱いていたものの、デザイナーって専門の学校出てなければなれないのではという疑問を知り合いの先輩デザイナーにぶつけてみると「学校出てなくてもなれるよ」の一言で目から鱗。独学で猛勉強してデザイナーに。グラフィックデザイン会社やウェブ制作会社を経験したのち、フリーランスとして独立。

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